2015/07/23

骨盤のマッピングの必要性

歌を歌うという行為は、
のどだけの運動ではありません。


まず、どこを、『のど』と言うのか。

そこと関係している筋肉や筋、
そして、神経、骨格を把握する必要があります。


更に、その『のど』を支える
胸郭(肋骨、肺、心臓、横隔膜、脊椎等)部分の
また骨格、筋肉、筋、神経を把握、


そして、胸郭部分を支える
骨盤、そこから大地を踏みしめる
両脚の把握

全身のバランスの上に乗る頭蓋骨の把握

その幹(身体)に別物のようにくっついている
両腕の把握。


全身の把握、マッピング(身体の地図の意識)が
必要なのです^^


さて、全身の中でも、
もっとも大きな骨から成り立つ
骨盤。

ここの意識は、本当に重要です。


解剖学、音声学、歌唱における運動
呼吸、姿勢、演技、様々な視点から
見ても、重要であり、かつ、
要となる部分なのです。


そして、骨盤から、両脚へ、
どのようにエネルギーが流れ、
大地と繋がっているのか

しっかりマッピングできると、


自然と、背筋がのび
(決して背中が反ることではありません)
脊椎、ひとつひとつの圧迫もなくなり、
必要な腹筋が、立ちます。

特別な力を入れるのではなく、
意識をするということで、
バランスをとること。

そのバランスに、
自然かつ必要な筋肉が目覚めます。

今日、私は、骨盤を意識し
Asami先生のハイヒールレッスンで
培った、エクササイズをやってみました。


すると、一往復で、
驚くほど身体が温まりました。

さらに、背中が反ることなく、
骨盤から伸びる両脚は、
拇指球にしか興味がないかのように

ピンポイントで、足をつくことができました。


Asami先生も日々、ブログで語っているように、
拇指球への意識は、非常に難易度の高い
意識です。

Asami先生のレッスンは、合計で
41回受けました。

その恩恵として、毎日
Asami先生の声が脳内にリアルに存在するほど、
私ひとりでも、エクササイズができています。

それでも、背中は反り、
意識が及びにくいのが、拇指球です。

その意識が、
Asami先生も何度もおっしゃっていますが、
足だけ、という意識ではなく、
腹筋の意識が必要不可欠であるというのも
今回の、骨盤のマッピングを経て
これ以上ない納得をしました。


骨盤が、どのような形で
自分の身体のどの位置にあり、
どのように機能しているのか。


それを知ることで、
拇指球へピンポイントで意識でき、
腹筋が引き上がった状態で
背中を反らせずに体重移動ができる。

自然で優美な姿勢で立つことができる。

と、
大きな気付きがありました。


その、リラックスした状態
(自然かつ必要な筋肉が使われている状態
であり、決してだらけた状態という意味ではない)
で、立つことができると、

呼吸も、楽になります。


そして、楽な呼吸に乗せて
歌も、歌いたい方向へと
自然と響いていきます。


のどだけではない、
全身運動。
その要となる骨盤。


骨盤をマッピングすることで
多くの気付きがあると思います^^


まだまだ学ぶことが沢山です。